青森県漆器協同組合連合会ほか、県指定伝統工芸品津軽塗製造者

概要 　津軽塗産地を代表する団体である「青森県漆器協同組合連合会」（以下、本連合会）は、津軽塗産業の中心である弘前市に拠点を置いて、津軽塗産業界の発展を目指しつつ、様々な活動を行っています。
　主に、本連合会所属の会員及び他の津軽塗関連団体、並びに関係機関との情報交換・連携を密にする役割を担い、 本連合会が業界の中心的組織として、津軽塗の普及、啓蒙活動、産地振興事業（技術・技法の継承・改善と後継者育成事業、原材料確保事業、意匠開発事業、需要開拓事業、従事者の福利と顕彰事業等）の主要な窓口となるように、努めています。

エシカルな商品・取組 　青森県伝統工芸品で、本県唯一の国指定伝統的工芸品である「津軽塗」は、「津軽の馬鹿塗り」の異名を持つほど手間と時間をかけて丁寧に作られる堅牢優美な漆器です。
　木地に布を張り漆下地で基礎を作った後、色漆を塗り重ね、研ぎ、磨きを繰り返し、約50の工程を経て完成する津軽塗は、多様な紋様を生み出すことができる上、漆の抗菌性や、欠け・割れの補修、ツヤ出しなどのメンテナンスにより長く使い続けることができるその商品特性から、デザイン性が高く、環境や地球に優しい漆器として評価されています。