「気づいたら子どもが溺れていた!」
子どもの溺水は頻発している事故で、特に1~6歳までのお子さんを育てている家庭では、十分な注意が必要です。子どもは溺れてしまうと、もがくことができず、静かに溺れてしまうため、お風呂だけではなく、思わぬところで溺水してしまう可能性があります。
今回は、そんな『溺水』のトラブルと、その回避方法についてまとめました。
1. こんなことがありました 溺水の事例紹介
- 事例1 浴槽に落ちて危うく大惨事に…
- お風呂の残し湯を洗濯機に移しながら、洗濯物を干してベランダから戻ると、子どもがアヒルのおもちゃを取ろうと浴槽に転落。すぐに引き上げたので大事には至らなかった。
- 事例2 洗濯機に誤って落ちてしまった!
- 遊んでいるうちに洗濯機をのぞきこみ、そのまま頭から入って溺水してしまった。
- 事例3 川の増水で流されてしまった…
- 川で遊んでいたところ、雨が降ったことで急に上流が増水し、子どもが流されてしまった。
2. 溺水してしまったときの対応
子どもが溺水してしまったら、頭を胸より下に下げた状態にして、すぐに水の中から引き上げましょう。次に平らな場所に寝かせ、顔を叩いたり声をかけて意識を確認します。意識がある場合は、タオルなどを巻いて身体を温めてから病院に連れていってあげてください。
意識がない場合はすぐに救急車を呼び、その間に呼吸確認をし、呼吸がない場合は心肺蘇生法を行います。
3. 溺水事故を起こさないために
お風呂や水遊び、プールなど、水のある環境では子どもから目を離さないことが最も大切。乳幼児の溺水事故は、その6割以上が、大人が目を離したときに起きています。
また、浴槽やビニールプールなどを使用しないときは、水を溜めないこともポイント。バケツの水で溺れてしまうケースもあるため、おうちのあらゆる水場に注意を払い、必要なとき以外は水を抜いておきましょう。プールや海、川など外出先では深いところや危険な場所がないか事前に確認し、子どもに近寄らせないことも大切です。
4. 対処法がわからないときはお問い合わせを
子どもが溺水し、どう対処していいかわからないときは、以下に電話で問い合わせましょう。