転倒・転落

「子どもがマンションから転落してしまった!」

子どもの転倒・転落事故と聞くと、わんぱくな小学生くらいをイメージする人もいるかもしれませんが、実は2〜4歳に多く発生している事故です。特に転落は、マンション住まいの人が増える中、「うちは高層階じゃないから…」という油断は禁物。
今回は身近にある『転倒・転落』のトラブルとその回避方法について見ていきましょう。

1. こんなことがありました 転倒・転落の事例紹介

事例1 ベッドやカートから転落!
ベビーベッドから、つかまり立ちをして、そのままよじ登る形で床に転落。スーパーのショッピングカートで遊んでいたら、勢いあまって落ちてしまうことも。
事例2 ベランダから子どもの姿が消えた
マンションのベランダに置いてある段ボールや雑誌を踏み台にして、手すりを越えて転落してしまった。
事例3 フローリングの床で転倒して大けがに
外出の際に靴下を履かせたら、フローリングの床で走り出してアゴを強打してしまった。
ベランダの手すりに捕まるつかまる子ども

2. 転倒・転落事故を起こさないために

転落は2〜4歳の子どもでも、手すりなどの障害物を乗り越える力があること、そしてこの年齢の子どもは頭部が重く、バランスを崩して落下しやすいことを覚えておきましょう。その上で、手すりの高さを見直したり、バルコニーに転落防止柵を取り付けたり、踏み台になるようなものを置かないなどの対策が必要です。

転倒は子どもを抱っこしながら、親子ごと転倒してしまうケースもあるため、滑りやすいスリッパは避け、万が一転倒したときに備えて衝撃の少ない床素材を用意するのもいいでしょう。

子どもを抱っこひもで抱え、前に屈んだ際に子どもが落ちてしまう事故も増えています。ベルトのゆるみに注意し、降ろすときは低姿勢にするなど、ちょっとした気の配りで防げる事故は多いため、普段から気を付けるようにしましょう。

だっこひも

3. 対処法がわからないときはお問い合わせを

子どもが転倒・転落し、どう対処していいかわからないときは、以下に電話で問い合わせましょう。

万が一の場合は、すぐに119番!

子どもの救急相談はかかりつけ医に相談しましょう。

かかりつけ医につながらないときは
青森県子ども医療でんわ相談(#8000)

平日19時から翌朝8時まで
土曜日13時から翌朝8時まで
日曜祝日8時から翌朝8時まで(24時間)

※ お盆の8月13日と年末年始の12月29日~1月3日までの期間は、日曜祝日と同じ対応になります。

119に電話

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